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2008年1月 9日 (水)

Rickenbacker 360/12B-WB

今回ご紹介するのは1982年製のRickenbacker 360/12BWBです。

P1000201 一見するとBEATLESのジョージ・ハリスンが使用していた12弦と似ていますが、異なる部分が結構あります。ジョージの12弦と同じスペックを持った60年代の360/12は本当に高額ですよ。 今1本、関東の楽器店で販売されていますが、価格は275万円!スゴイ。 とても簡単に手が出せる代物ではございません。 現在の市場で一般的に流通しているのは1985年頃から再発売されたヴィンテージシリーズ(俗に言うVシリーズ)の360/12V64が多いですね。マニアに言わせれば細部が異なるものの、ジョージ・ハリスンの12弦と基本的に同じスペックを持っています。発売当時の価格は32万円程度だったと記憶しておりますが、現在でも中古で20万円以上はしているみたいですね。 また最近Cシリーズと銘打って、ジョージのスペックそのものの仕様で360/12C63と呼ばれるモデルが発売されていますが、このモデルも生産量が少なく、新品でも品薄状態らしいです。価格も45万円?だったかな?定かではありません。 

さて、今回紹介する360/12BWBなんですが、これは85年にVシリーズが発売される以前に発表されたBシリーズと呼ばれるモデルなんです。 マニアに言わせれば中途半端な利シーズなんです。 なぜ中途半端なのか?といいますと・・・あまりにもジョージやジョンの所有していたモデルと似て異なる部分が多すぎるんです。 それを改善したのがVシリーズなんですが。

Bseries さて、なにがそんなに異なるのか?360/12BWBを例にとって説明しましょう。 まずフレットの数が違います。ジョージの物は21フレット、Bシリーズは24フレット。従ってフロントピックアップの位置も異なります。 これはBシリーズに限らず、70年代からのRickenbackerのギターの多くが24フレットを採用しているところに原因があります。 21フレットの場合、ネックジョイントの強度に問題があり、多くの60年代の12弦ギターはネックが元起きしてしまい、弦高が高くなってしまうんです。その対策のためネックジョイントを深くし、24フレットになっています。 またキャッツアイ・ホールと呼ばれるサウンドホールの縁取りにもバインディング処理が施されています。 フロントピックアップの位置変更によりピックガードのサイズ、取り付け位置も異なります。 指板のインレイも三角形が小型になっています。 ピックアップはこの年代にはハイ・ゲインPUが多いのですが、BシリーズにはトースターPUが採用されています。ただし、PUの高さ調整にはハイゲインPUと同じくスポンジが使われています。 などなどマニアとしては許しがたいスペックの違いがあるのですが、悪い事ばかりではないのです。

良い点は、塗装です。60年代と同じ質感の古いタイプの塗装が使われています。米国カリフォルニア州では80年代中ごろから大気汚染防止の為に当時の塗料が使えなくなり異なる種類の塗料を使うことになりました、その結果、見た目は美しいのですが、ガラスーコーティングを施したようなピカピカの塗装になってしまいました。ヴィンテージファンとしては受け入れがたき美しさなんです。 やはり昔のしみ込むような質感の塗装が好きですね。 その点、Bシリーズは60年代の雰囲気があり落ち着きのある色合いに変色し味が出ていると思います。

80年代のギターですのでヴィンテージ的な価値はそれほど高くはないと思いますが、数も少なく、結構探しておられる方もおられるマニアックなギターと思います。

コメント

はじめまして、kirakuraです。
fender stracasterで検索しておりましたら辿り着きました。
実は先日都内の某楽器店で偶然に見つけて
速攻、購入予約をしてきました。
随分探していたものですからうれしくて。
所有しているギターを何本か下取りに出す予定です。
335に比べても随分奥ゆかしい音をしてるものだと感じました。

ROOM325さんの所有のSTARCASTERはあめ色なんですね。ステキな色です。


手元にきた暁にはいろいろご指南ください。よろしくお願いします。

kirakuraさん、こんにちは。
スターキャスターを購入されたとの事。
おめでとうございます。なかなかレアなギターですよね。何色を購入されたのでしょうか? 私のはモカ・ブラウンと呼ばれる色で結構めずらしいんですよ。一般的なのはナチュラルとサンバーストですよね。
また、インプレッションなど聞かせて下さいね。

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